京都の歴史と美意識を反映し、
豊潤な自然を体現する和の趣のレジデンス。

ソルティア京都宝ヶ池

ソルティア京都宝ヶ池 外観

デザインが生まれた背景

伝統とモダンが調和する高級住宅地、京都・宝ヶ池。

京都市の北部に位置する宝ヶ池は、国立京都国際会館の設置に伴い、 京都市による洛北第一地区土地区画整理事業で開発された整然とした街並みの高級住宅地。比叡山のふもとに広がるエリアのひとつで、周辺には瑠璃光院や岩倉実相院、 平安京の瓦窯跡など名所旧跡が多く、歴史的風土に彩られた環境となります。

比叡山や歴史的風土保存地区に
囲まれた住宅街。
現地東側に比叡山の高峰を仰ぎ見て、 東山・北山の連峰が借景のように広がるロケーション。 上高野・岩倉・松ヶ崎の歴史的風土特別保存地区に囲まれており、京都ならではの景観が維持されています。
比叡山や歴史的風土保存地区に囲まれた住宅街
宝ヶ池公園が身近で
自然豊かな景観。
池の周囲を巡る散策路や、 大広場・遊具が整う子どもの楽園、野鳥の森、テニスコートなどが整備された宝ヶ池公園が徒歩利用できる環境。 四季の移ろいを感じられる豊かな自然に包まれたロケーションです。
宝ヶ池公園が身近で自然豊かな景観
第一種低層住居専用地域をかわしつつ、
5階建て建築物を効率よく配置。
生活施設やカフェ・レストランなどが点在するメインストリート・宝ヶ池通に面した立地であり、周辺には第一種低層住居専用地域が広がる。 利便性に優れていながらも、景観が美しく整えられた閑静な地といえます。
第一種低層住居専用地域をかわしつつ、5階建て建築物を効率よく配置

多様な価値で織り上げられた宝ヶ池ならではの
環境品質を継承するトータルデザインを導き出す

CONCEPT

京都の歴史と美意識を反映し、
豊潤な自然を体現する、和の趣のレジデンス。

宝ヶ池の地で継承されてきた京都ならではの歴史的な景観や文化、そして豊潤な自然から発想したデザイン。
和のテイストをベースとして、モダンでありながら古都の風情を感じさせる佇まいを追求しました。

京風情と緑化がテーマの
外観デザイン。

歴史ある風土と調和するよう勾配屋根や縦格子を用いて、京都の風情を印象づける外観デザインとしました。また、豊かな自然と呼応するよう、大きな緑化パネルの採用など潤いを意識した外観としています。

外観デザイン
古都の印象を街路に広げる
外構デザイン。

道を行く人々のアイレベルでも古都の趣を楽しむことができ、日本の美意識を街へと広げる演出として瓦葺きの塀や格子戸を外構に採用。宝ヶ池の街並みに美しく馴染むレジデンスのデザインを目指しました。

外観デザイン
和のテイストが彩る
共用スペース。

エントランスホールやラウンジなどの共用スペースには、連続する縦格子など和の感性により空間をデザイン。障子を思わせる光壁のやわらかな灯りや、照度を落としたライティングなどでさらに風合いを深めました。

共用スペース
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外観1

京町屋を意識した勾配屋根を採用、外壁のセットバックで圧迫感を軽減。

京都の街並みにある町屋を意識して勾配屋根や縦格子を採用。外壁には落ち着いた色調のブラウン系タイルを用いました。周辺が閑静な第一種低層住居専用地域であることを考慮し、派手な存在感を求めるのではなく、伝統的な和の趣を大切にした計画となるようトータルデザインしました。また、外壁をセットバックし、圧迫感が抑制された構えを実現しています。

外観1
北面外観
外観1
北面外観 (夕景)
夜間照明の明るさを抑え、落ち着いた趣を演出。

美しい景観の中で目立つのではなく調和を第一に考え、夜間照明についても明るさを抑えることで、風景の一部として溶け込むイメージを重視しました。ポイント的に照明を配置し、灯りの点景としてデザインしています。

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外観2

2つの緑化パネルで、自然景観と調和。

機械式駐車場を2つの大きな緑化パネルで修景し、前面道路の街路樹や植え込み、周辺の自然豊かな環境との調和を図りました。グリーンの壁面を街路側に立ち上げることで、自然の潤いや優しさを近隣の方にも感じてもらえる外観を目指しました。

外観2
北面外観
外観2
緑化パネル
ガラス手すりでモダンな感性をプラス。

南面のバルコニー手すりにガラスを用い、昔日と現代が共存する京都のモダンな側面を表現しました。

外観2
バルコニー手摺
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外構

古都の趣を街路に醸す、瓦葺き屋根の塀と格子戸。

町家を意識した瓦葺きの門と格子戸をアプローチの入口に採用。塀と縦格子の上部に瓦葺き屋根を連続させることで、和の風情を街路に広げました。植栽帯には石とトクサを配して日本的な感性と潤いを加えたほか、京都の花灯路から着想を得た足元灯で趣を深めています。

瓦葺き屋根を配した塀
瓦葺き屋根を配した塀
足元灯"
足元灯
縦格子
縦格子
京町家を意識した瓦葺きの門構え。

駐車場の出入口は、ゆったりとした間口を与えた堂々たる瓦葺きの門構え。大きな京町家を思わせるデザインにしました。

外構
瓦葺きの門構え(駐車場入口)
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エントランスアプローチ

宝ヶ池公園の散歩道をイメージした植栽計画。

京都市内で散見される路地から発想した、奥行きのあるエントランスアプローチ。宝ヶ池公園の里山を巡る散歩道をイメージした植栽計画を採用し、自然を感じながらプライベート空間へと導かれるデザインに。アッパーライト・ダウンライトのやわらかな灯りで夜間の風情を高めます。

自然の彩りに包まれる‘序’の空間を造形。

秋に色づくモミジをはじめ、京都らしい季節の移ろいが楽しめる植栽でエントランスへとつながるアプローチの左右を彩りました。

エントランスアプローチ(夕景)
エントランスアプローチ(夕景)
エントランスアプローチ
エントランスアプローチ
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共用部

外観の縦格子をリフレインし、統一感と古都の風情を演出。

エントランスホールの壁面は、外観のアクセントとして用いた縦格子を連続させたデザイン。建物の外側と内側に統一感を与え、空間全体を古都の風情で包むような演出としました。あえて、ライティングの照度を抑え、味わい深い陰影で日本的な美を印象づける空間としています。

エントランスホール
エントランスホール
オブジェを配した飾り棚
オブジェを配した飾り棚
陽光を透かす障子を模した光壁が灯るラウンジコーナー。

障子を通してやわらかな陽光を採り入れる京町家の室内をイメージした光壁をラウンジコーナーに採用しました。

共用部
ラウンジコーナー
共用部
障子模樣のテクスチャ

ソルティア京都宝ヶ池

所在地
京都府京都市左京区上高野仲町2-1(地番)
用途地域
第2種中高層住居専用地域、第1種低層住居専用地域
敷地面積
871.91㎡
建築面積
348.50㎡
建築延床面積
1,557.82㎡(容積対象外面積210.74㎡含む)
構造・規模
鉄筋コンクリート造 地上5階建
総戸数
23戸